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ありがとうございます。
最弱フェニックスです。
先日、日産自動車から
「新型 ノート e-POWER」、
が発売されました。
今回のモデルチェンジの
目玉となっているのが、
前モデルで、日産独自の
ハイブリッドシステム、
「e-POWER」、搭載での
発売となった点です。
この「e-POWER」、も
第2世代へと進化しました。
「より楽しく、より扱いやすく、
より快適な新感覚のドライブ体験へ。」
、のコンセプトの元、
力強さ、なめらかさ、静かさを進化させ、
ノートに搭載されました。
今回は、日産ノートe-POWER、の
紹介を、従来の車両とどう違うのか?
といった点を踏まえて
解説していきます。
今回の記事は、
- ノートe-POWERの簡単な紹介
- ノートe-POWERが普通の車と
異なる7つの点をまとめました - 実燃費は良いのか?
- ノートe-POWERのデメリット
- ノートe-POWERの注意点
といった内容になっています。
新型ノートは、電気モーターで
走行する車両です。
管理人は、第一種電気工事士、と言う
国家資格を持ち、10年以上
産業用電気モーター等を扱う
仕事をしてます。
一般の自動車整備士の方より
電気の知見は深く持っています。
趣味で身に着けた、自動車の
知識も併せて、解説していきます。
自動車の専門家ではありませんが、
特に初心者のユーザーさんに、
寄り添った解説をしています。
このサイトでは、自動車に関する知識を
初心者の方向けに、できるだけ丁寧に
分かりやすく解説しています。
ぜひ最後まで読んでいただいて、
「新型ノート e-POWER」の
購入を検討してください。
日産 ノート e-POWER とはどんな車か?
2020年12月に発売された、
日産自動車のコンパクトカーです。
初代モデルは、2005年に発売され、
当時はガソリンエンジン車のみで、
e-POWERと言ったラインナップは
ありませんでした。
ライバル車はトヨタの「ヤリス」、や
ホンダの「フィット」、となります。
「ライバル車より価格が安い」、と
いうこともあり、人気が出ました。
前モデルは、ガソリンエンジン車と、
e-POWER車、両ラインナップですが、
今回のフルモデルチェンジで、
「e-POWER」、のみの
ラインナップになりました。
車両本体価格は、2WD車で、
最廉価のFグレードが、
205万4800円。
最上級のオーテックが、
250万4700円。
(消費税込み)となっています。
日産 ノート e-POWER は他と違う点 7選
「電気自動車であって、
電気自動車でない」、と言った
点が最大の特徴です。
- ハイブリッドカーでも
走行の動力源は電気モーター - ガソリンを給油して走行する
- 外部からの充電は不要
- 充電切れの心配なし
- アクセルペダルのみで
車速をコントロール出来る - ロードノイズが
大きくなる場面を選んで
エンジンを始動 - 4WD車も電動でラインナップ
1つづつ解説していきます。
ハイブリッドカーでも走行の動力源は電気モーターのみ
「e-POWER」車は、
エンジンは、電力の発電のみ
を行い、走行には関与しません。
この電力を、比較的小型の
バッテリーに充電し、
モーターの回転に利用し、
走行します。
これにより、エンジンを
常に効率のいい状態で
稼働させられるので、
燃費が向上します。
同時にゼロ発進の瞬間から、
モーター特有の
力強い加速が体感出来ます。
これはエンジン車や、
通常のハイブリッドカーでは
得られない感覚です。
通常のハイブリッド車は
エンジンとモーター併用で、
タイヤを駆動させますが、
「e-POWER」の場合は、
完全に役割が分かれています。
従来の車同様ガソリンを給油して走行する
「e-POWER」、と言っても
ハイブリッドカーです。
エンジンの動力にて
発電しているので、
ユーザーの運用は
ガソリン車と全く
変わりません。
普通にガソリンを給油し、
無くなったら補給します。
外部からの充電は不要
ガソリンを燃料にしているので、
充電は不要です。
モーターで走行するので、
電気自動車状態ですが、
構造はハイブリッドカーなので、
通常の車と同じように
運用可能です。
充電切れにより走行不能になる心配はない
外部より電力を得る必要がないので、
充電切れの心配はないです。
もちろん、走行中に蓄えた電力が
無くなる、と言ったことも
ありません。
小型ですが、バッテリーを搭載
しているので、常に電力は
余剰がある状態です。
登り坂を走り続けても、
夜間に長時間渋滞にはまっても
充電切れの心配はありません。
アクセルペダルのみで車速のコントロールが可能
通常の車の様に
減速時にブレーキを踏む、
と言った操作の必要が
ありません。
アクセルペダルから
ブレーキペダルへの
踏み替えが不要となり、
ドライバーの負担を軽減し、
長時間ドライブでも
疲れにくくなっています。
また、アクセルペダルと、
ブレーキペダルの踏み間違え
防止に、効果が期待できます。
モーターのみで走行
しているので可能な
制御です。
ロードノイズが大きくなる場面を選んでエンジンを始動
発電時のエンジン音が、
車内にいるとかなり大きく
聞こえるため、前モデルでは
騒音の大きさが、ユーザーから
指摘されていました。
これを解消するために、
ロードノイズや、車外の
騒音が大きい場面で、
積極的にエンジンを
稼働させて、掻き消しています。
エンジンを静かにするのは
限界があるため、逆転の発想で
騒音問題を解決しています。
4WD車も電動車でラインナップされている
雪道でも安定して
走行可能な4WD車も、
フル電動でラインナップ
されています。
前輪、後輪それぞれに
モーターを搭載し、
状況に応じて後輪用モーターを
駆動させ、雪道や凍結した
上り坂でも、安定した
走行性能を実現しています。
雪の平地でも、スリップ時には
回転を制御することで、
安全に安定した走行を
可能にしています。
日産 ノート e-POWER の実際の燃費は良いの?
実燃費は、
ガソリン1リットル当たり、
「20km」前後。
2020年12月発売の車体での、
メーカー公表値は
「WLTC」モードで、
ガソリン1リットル当たり
「28.4~29.5km」、となっていて、
ライバル車と比較しても、
同等の水準です。
都心部走行時の燃費
実際に走行した情報では、
豪雨の都心部走行で、
ガソリン1リットル当たり
「18.8km」。
この時の車両の平均時速は
「約15km」、とかなり
渋滞した道を走行しています。
郊外走行時の燃費
郊外道路では、ECOモードを
使用して、ガソリン1リットル当たり
「25km」。
渋滞、信号待ちはあまりない
状況での結果です。
高速道路走行時の燃費
高速道路では、
インテリジェントクルーズを
使用しての走行で、
ガソリン1リットル当たり
「22km」。
渋滞など特に発生していない
状況ですが、意外に悪い
印象です。
ハイブリッド車全般に
言えることですが、
高速道路走行は
燃費が悪化しがちです。
インテリジェントクルーズとは、
前走車との車間を自動調整して
走行するシステムです。
無駄のない高速走行が可能です。
総トータル燃費
全行程平均で
ガソリン1リットル当たり
「19.6km」、でした。
他のユーザーさんの情報でも
平均するとガソリン1リットル当たり
「20km前後」となっています。
このあたりが、実際に運用した際の
燃費になりそうです。
日産 ノート e-POWER のデメリット4点
人によっては感じない
かもしれませんが、
よく言われている
デメリットをまとめました。
どれも、コンパクトカー全般で
ありがちな事です。
ノートe-POWER固有の問題点では
ないと思います。
装備が物足りない
低価格を目指した影響が
出ているのか、装備が
簡略的です。
もちろんオプション設定は
あるので、充実させることは
できますが、価格は上昇します。
CMやカタログで
アピールしている装備は、
オプション設定品が多いです。
ただこれに関しては、
「ユーザーに選択が
任されている」、と
捉える事が出来ます。
不要な標準装備が
付いている場合もあるので、
そういった車よりは
良いかも知れません。
自分に必要なものを選んで
装着できるメリット、と
考えて自分好みの1台を
オーダーすればいいでしょう。
管理人的には、
標準装備は最低限で、
オプションで選択する、
と言ったスタイルの方が
好みです。
内装がシンプル
車両価格200万円以上の
車両なのに、パネル関係が
プラスチックむき出しの
仕上がりの部分が多いです。
高級感は感じにくい
仕上がりです。
コスト削減と、軽量化の
影響が出ていると思われます。
リアシート幅が狭い
シート幅が約1200mm、と
大人の男性が3人乗ると、
かなり狭くなります。
コンパクトカー全般的に
言えることですが、
ライバル車よりも狭めです。
後部座席に大人3人乗車が
頻繁にある方は、1度確認
しておいた方がいいでしょう。
全体的な居住空間は広く、
前後シート間隔も
ゆったりとしています。
後部座席に座って足が組めます。
季節によって燃費の変動が激しい
春や秋と比べて、夏や冬は
燃費が2割程度悪化する場合が
多いです。
低燃費車は、気温による差が
出やすいですが、電動車は
さらにその差が顕著です。
日産 ノート e-POWER の注意点
電気品を多く使用しているので、
家電的な扱いも求められます。
取り扱い上の注意点を
まとめています。
エンジンルーム内等には触らない
内部では直流350Vと、
一般のコンセントの
3倍以上の、高い電圧を
使用しています。
もし感電すれば、
命に係わる領域です。
警告ステッカーや、
カバーが付けられている辺りは、
むやみに触らないで下さい。
メンテナンスは、
ディーラー等、専門知識有者にて
行ってください。
ユーザーは、タイヤの空気圧や、
灯火類など、外観的な部分だけに
してください。
車内での水こぼれに注意
車体下や、床下には
電気部品が多く
収められています。
車内からでも繋がっており、
多量の水がこぼれたりすると、
電気品にかかる
可能性があります。
アウトドアなどで
水に濡れた荷物を積むときは
水気を良く拭き取って
積んでください。
エンジン車とは加速減速の感覚が異なる
モーターでの走行なので、
従来のエンジン車とは、
加減速の感覚が異なります。
乗っていればすぐに慣れますが、
気になさる方は、事前に
試乗をお勧めします。
独特のシステム動作音や振動がある
モーター、インバーター、と
言った電気部品は独特の
動作音や、振動を発生します。
通常の車ではまず感じない
音や振動です。
故障ではないので、
仕方ない物、と理解して
いただく必要があります。
こちらも、気になさる方は
試乗をお勧めします。
電気式の医療機器を使用の方は要相談
体内植え込み型の
ペースメーカー等を
ご利用の方は、誤動作等の
悪影響を与える可能性があるので、
購入前に主治医と販売店で、
相談することをお勧めします。
最後に
まとめとして、
今回の記事を振り返ります。
ノートe-POWERの特徴は、
- 動力は100%モーターの
ハイブリッド車 - 外部から充電は不要で
燃料補給のみ - アクセルペダルのみで
車速コントロール可能 - エンジン音をロードノイズで
掻き消す仕様 - 4WD車も100%電動
燃費は実用走行で、
ガソリン1リットル当たり
「20km」前後。
郊外の道路を走行すると、
「25km」前後。
ノートe-POWERのデメリットは
- 装備の多くが
オプション扱い - 内装がシンプルで
プラスチックむき出しが多い - リアシート幅が狭め
- 季節により燃費の変動が
激しい
ノートe-POWERの使用上の注意
- 高電圧部分に触らない
- 車内の水こぼれに注意
- 加減速感にクセがある
- 独特の動作音がある
- ペースメーカーなどに
悪影響を与える場合もある
と言った特徴があります。
現在の車の運用方法と
ほとんど変わらず、電気自動車が
手に入るので、電気自動車に
興味がある方は、1度乗ってみるのは
ありだと思います。
電気自動車ならではの
走行性を味わえます。
さらに詳しい情報は、
日産自動車のHPを
ご覧ください。
この記事が、皆様の充実した
カーライフの、
お役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。