今回は、新車購入の話を中心に進めさせていただきます。
中古車購入の場合にも、参考になる項目もあると思います。
ここから車購入の段階に入っていきます。
この段階で1台、もしくは2~3台くらいまでに絞れているものとします。
理想はこの段階で1台です。
まだの方、初めてご覧になる方はこちらから読んで下さい。
もっと多くてもかまいませんが、この先は具体的に条件を詰めていくので、
多すぎると混乱してしまうと思います。現実的には1~2台にしておく必要があります。
納車後には変更不可能な項目もあります。
事前準備
- 任意保険
- 購入資金
- 駐車場
以上3点は、特にしっかり調査し、準備してください。
今後支払っていく、固定費に直結します。
事前準備についてはこちらをご参考に。
見積りを取る
車両購入は、「契約」を交わすので、書面が全てです。その書面が見積書になります。
最終的な決定項まで見積書が記録となります。
全てこの書類上に書かれている内容をベースに話が進みます。
仮に、営業担当さんからいい条件の提案があった場合等も、
見積書に明記してもらって下さい。
その日の商談が終了した時には、その日に話した内容が反映されている
見積りを取ってください。
後々のトラブル回避にもなります。
記載されていない場合は、反映されていない前提でいてください。
以下の項目を決めていきます。
順序としては、大きな分類を優先に決めていきましょう。
複数車両並行で考える場合はすべての車両で同じような作業が必要です。
製造時に確定する項目の決定
この項目は、製造時にしか指定できないので、先に決めていきます。
「グレード」
「駆動方式」
「車体色」
「メーカーオプション」
以上の項目は、自動車メーカーで製造される段階で決定されます。
これらを確定させる事が、8割方を占めると言っても良いでしょう。
順に解説していきます。
グレードを決める
車種の次に大きな分類ですので、これを決めます。
ただし今の時点で、1グレードに決定する必要はありません。
大きな悩み所ではあるので、2グレードぐらいで平行して、
話を進めた方がいいです。
近年は同じ車両でも、
「ガソリンエンジン車」
「ハイブリッド車」
「ディーゼル車」、等
エンジンの方式に、選択肢が増えてきています。
グレードの違いで、こちらも自動的に変わってくる事も多いので、
よく考慮してください。
「○○クラス」、「○○タイプ」等、呼び方は車によりさまざまです。
上位クラスに行けば行くほど、下位クラスに装備が追加さていく。
といった認識で良いです。
ここの選択で、この後選べるオプションに制限が掛かってきます。
また下位クラスでのオプション品が、上位クラスでは
標準装備になっていたりします。
結構ややこしいですが、「価格表」を見ていただくといいです。
見やすくまとまっていますので、こちらを見ながら検討すると、良いと思います。
並行して、カタログやホームページを参照してください
この項目はとても重要な選択になります。
管理人も、最後までここで迷うことが多いです。
駆動方式を決める
「4WD」、つまり四輪駆動車の選択がある場合も、
早い段階で決めておく必要があります。
これも車両によっては、その後の選択肢に制限がかかる場合もあります。
基本的に車両価格も上昇します。
ですので早めに決めておくべきです。
車体色を決める
工場生産時に塗装されるので、車両注文時に指定します。
車体色によって、価格に違いが発生する場合もあります。
もしそのような色を選択する場合は、初めから決めておくといいでしょう。
車種によってはボディーカラーによって、内装色も変わってきたりします。
場合によっては、特定の組み合わせしか選べない場合もあります。
よく確認して検討してください。
メーカーオプションを決める
車両注文時にしか指定できないので、購入前に決定する必要があります。
工場で生産される段階で装着、加工されているオプションです。
代表的には「サンルーフ」などでしょう。
内装のカラーもこの分類に入ります。
ナビやオーディオの仕様も、この時点で選ぶ場合があります。
以上は後から変更不可
上記の4項目の組み合わせで、車両本体価格が変動します。
詳細は「価格表」を見ていただければわかりやすいです。
通常よく注文される組み合わせは、常時生産していて、
契約から1~2週間程度で、販売店に納入されます。
組み合わせによっては「受注生産」になります。
そうなると販売店への納入まで、1か月以上かかる場合もあります。
納車時期が譲れない方が、早めに行動する必要があるのは、このためです。
場合によっては、車体色などの変更を強いられます。
せっかく購入するのに残念な気持ちになりますね。
速めに行動しておけば、こういった情報も手に入り、選択肢が多くなります。
ディーラーオプションを決める
メーカーから納入後、販売店にて取り付けられるオプションです。
比較的小型で、取り外し可能なアイテムは、ほとんどこの分類です。
「フロアカーペット」、「ドアバイザー」、等が代表的です。
こちらは車両購入後でも取り付けられますので、
必要最低限での注文をお勧めします。
純正品でなくても、市販品で気に入ったものが見つかったりします。
取り付けたけど、「ほとんど使っていない」、という事もあります。
「カーナビ」に関しては、メーカーオプションの場合もあります。
エアコンなど複合的な操作が出来るものもあったりするので、
担当者さんに教えていただくと良いでしょう。
管理人がお勧めする物は「ETC車載器」です。
高速道路の料金を、自動支払いしてくれる端末です。
理由は2点あって、1点目は
「後から購入するには費用対効果が悪いから」、です。
2点目はこの程度の金額であれば見積もり時の値引きを受けることで
「実質的に無料で取り付けられるから」、です。
交渉に自信のある方は、「サービス品」として交渉してみましょう。
今は高速道路に乗る予定が無くても、将来的に乗る日は来ます。
その際、安全かつスムーズに料金所を通過できます。
価格提示
価格提示上記の項目が決定し、買う車が決定されると、価格提示があります。
ご自身の予算や、想定価格等と照らし合わせましょう。
販売店によって様々ですが、定価ベースで1円単位までキッチリ請求する
見積もりが出される事もあります。
この場合、値引き交渉は必ず行いましょう。
ただし、価格交渉を行う場合は、1台に絞った上で、
「その場で購入を決める」、前提で話を進めましょう。
かなりいい条件が提示される場合もありますが、
「今日決めていただけたら」、といった条件付きの場合もあります。
複数の車両での価格交渉はやめましょう。
あまり応じてくれないと思います。
価格交渉後にグレードやオプションの変更等も、ルール違反です。
この場合、再度価格の算定が行われるでしょう。
値引き交渉は「購入の最終段階」、で行いましょう。
価格面で迷っている場合は、通常の見積もりで検討しましょう。
切り出しは初めて購入する店では、特に言いにくいかもしれませんが、
「値引き交渉良いですか?」、といった感じで下手に出ましょう。
くれぐれも、高圧的な態度で臨むのはやめましょう。
一部高級ディーラーでは値引きを要求すると、その時点で「商談破棄」、
になると言った噂も聞いたことがあります。
ここで「相場感」が大事になってきます。
最近では車情報誌やネット上などで、「値引き目安」
等も記載されています。
これらの情報が「値引き交渉可能か?」の参考になります。
車両本体価格は高くても、大きな値引きが期待できる車もありますし。
予算内でも市場価格より割高で購入してしまうと、もったいないですからね。
一般的に、人気車種の新型車の値引きは、期待できない傾向にあります。
反対にモデルチェンジ近くの車種だと、大きな値引きが期待できます。
ですが、最近はメーカーも生産計画をしっかり立ててきているので、
必ずしもこの通りとは言えません。
このあたりの感覚は、情報と馴れが必要です。
契約する
この時点で、車購入が正式に確定します。
販売店によって形式は様々ですが、契約書にサインすることになります。
これ以降の条件変更はできません。
購入キャンセルの場合は、違約金を請求される可能性があります。
ディーラーオプションの追加程度は可能ですが、
サービスや値引きは期待できません。
不測の事態が発生し、どうしても購入できなくなった場合は至急、
担当者さんに相談しましょう。
車両登録の手続きに関する書類の説明や、
「やることリスト」、を出してもらえると思います。
必要な書類の準備を始めましょう。
準備についてはこちらをご参考に。
購入資金に関しては、契約時点ではクリアーにしておきましょう。
ローンを利用する場合は、可能な所までできるだけ
話を進めておくといいでしょう。
まとめ
以上が、新車購入の流れです。
購入を考えられている方の、シミュレーション的な役割りを果たせる様に、
執筆しました。
すべての方に合致する方法でないかもしれません。
ですが管理人が経験し、感じた事を基に書いております。
たくさんある方法の1つでしかありませんが、オーソドックスな流れに
なっています。
この記事が、皆様の充実したカーライフのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうござます。