自動車のメンテナンス【ボディー表面の保護】

メンテナンス
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「ボディー表面をきれいに保ちたい」、とお考えの方は、
何かしらの方法で、表面を保護する必要があります。
その方法が、「ボディーコーティング」、です。
車両購入時に、同時に勧められたりします。

今回は「ボディーコーティング」を解説させていただきます。

ボディーコーティングって?

「キズ」、「汚れ」、「紫外線」、「酸性雨」、等の外的要因による
塗装面の劣化を防ぐために行います。

大きく分けて4種類の方法があります。
全ての原理は、塗装表面に何らかの「保護層を形成する」、と言う物です。
保護層を形成する手段によって、施工方法も、特徴も変わってきます。

ですが、どんな高価なコーティングも完璧なものは無く、
「ダメージを軽減する」
、事しかできません。
そして一度施工したら
「永久的に効果が持続する」
、と言う物もありませんので誤解のないように。
「施工後は新車の状態のまま」、や
「一度の施工でノーメンテナンス」、と言った謳い文句は
疑ってかかって下さい。
全てがそうとは言いませんが、
真面目な業者さんは、
「日常的な手入れの必要性」、や
「今後のメンテナンス」、の話もキッチリしてくれます。

ボディーコーティングは、
必ずしも行わなければならない物ではありません。
ご自身の理想や、価値観と相談の上、適切な判断をしてください。

ワックス

塗装表面に「カルナバ」、と言う天然樹脂をベースにした物を
塗ることにより、保護層を形成します。
製品によっては「汚れ落とし成分」、等も添加されています。
これにより、塗装表面を保護します。
一昔前は定番の方法でした。
施工は基本的に自分で行うか、
ガソリンスタンド等でやってもらう場合もあります。
「専門の施工業者」もあります。

施工方法は

ワックスをスポンジでボディー表面に塗りこみ。
専用のクロスで拭き上げる。

だけなので、個人でも簡単に行えます。

ですが、独特のノウハウがあり、
プロと個人では仕上がりに大きな差が出ます。

メリット

  • 施工料金が安い(DIY施工の場合)
  • 比較的施工が簡単
  • 自分で仕上げる楽しみ
  • 自分の車に合った製品を選ぶ楽しみ
  • 独特の深みのある艶が得られる

「施工料金が安い」、以外に関しては、
かなり車のボディーにこだわりがある方以外は、
響かないかもしれません。
この施工料金もDIYに限定した話です。
専門店に定期的に施工してもらうと、かなりの金額になります。
実際に「ワックス施工」、の車はかなり減っています。
ですが「独特の深い艶」、と「水の引け具合」
はワックスでしか得られません。
この辺りにこだわる、根強いファンがいる事も事実です。
「2度掛け」、と言ったマニアックなこだわりも、
聞いたことがあります。

デメリット

  • 耐久性が低い(長くとも1か月)
  • 熱に弱い
  • 紫外線防止効果等は得られない
  • ワックス成分が劣化しくすんで見える

見る人が見れば「ボディー保護してんの?」
、と言われてしまうかもしれません。
植物成分由来なので、化学的な効果はあまり期待できません。
「添加剤」、などによってそれらの性能を、
補っている製品もありますが、そうすると艶がなくなってしまいがちです。
ワックスの役割は
「艶出し」、と「水引け」がメインですから。
ワックス成分自体が劣化しくすんでしまうので、
定期的に古いワックスを落としての、再施工も求められます。
施工サイクルも「2週間~4週間前後」、となっており、
こだわりが無いと、なかなか手が出せないでしょう。

ポリマーコーティング

塗装表面に強固に結合するので、ワックスよりも耐久性が高いです。
「ワックスの進化版」、と言っていいでしょう。
特徴的にはワックスとよく似ています。
「樹脂系コーティング」、と分類されます。
DIYでの施工も可能ですが、「コーティング専門店」、や、
「ガソリンスタンド」、での施工が一般的です。
「車購入時」にディーラーで勧められるのも、
このコーティングが一般的です。

メリット

  • ワックスより長持ち(2,3か月程度)
  • 光沢感を得られる
  • 撥水性がある
  • 施工料金は安め(数千円~2万円程度)
  • 小傷を埋める効果がある
  • ネット購入しDIY施工可能

ワックスに「耐久性を持たせた」、ような製品です。
ワックスの「艶感」と「耐久性」、が欲しい方にお勧めです。
大型の量販店でも入手可能です。

デメリット

  • 定期施工は必要
  • 紫外線防止効果はほぼ無し
  • 熱に弱い

「耐久性を持たせた」、とは言っても長くて6か月程度です。
実際には3か月程度が、限界でしょう。
「コーティング」、と言ってもワックスの進化版なので、
過度な効果は期待できません。
単発の施工料金は安めですが、
年に数回の再施工を前提での選択になります。
「〇年間ノーメンテ」
、等と言ったセールストークには注意してください。

ガラス系コーティング

先述の「ポリマーコーティング」を基に、さらに進化させたものです。
ベースは樹脂系コーティングですが、ガラス繊維を加えて
強固なコーティング膜を、形成できるようにしたものです。
「カーディーラー」等で「ガラスコーティング」を
進められた場合、ほとんどがこの種類です。

メリット

  • ポリマーコーティングより耐久性がある(6か月前後)
  • 紫外線カット効果が期待できる
  • 汚れ防止効果が期待できる

ポリマーコーティングと、比較しての話になりますが、
一般的に求められる性能は満たしています。
耐久性や紫外線カットなど、
ワックスなどでは得られない効果です。

デメリット

  • 価格はやや高い(2万円前後)
  • 定期的な再施工が必要(6か月前後毎)
  • 熱に弱い
  • 酸性雨に弱い

性能が上がっている分、施工料金も高くなりがちです。
熱や酸性雨にも弱いので、定期的な再施工は欠かせません。

ガラスコーティング

ボディ表面にガラス被膜を形成します。
現在発売されているコーティング類も、
ここを目指して進化を続けている、
と言った立ち位置でしょう。
それだけに、他の製品も
「ガラスコーティング」の特徴を匂わせる様な、
謳い文句が並びます。

メリット

  • 耐久性が高い(3~5年前後)
  • 高い紫外線カット効果が得られる
  • 熱に強い
  • 高い汚れ防止効果が得られる
  • 高い光沢が得られる

ボディーコーティングにおいて、
要求される性能をほとんど持っています。
汚れが落ちやすいので、洗車もしやすいです。
簡単な汚れは、まとまった雨が降れば、
ある程度は落ちます。

デメリット

  • 施工料金が高い(5~7万円前後、10万円以上も)
  • 施工に時間が掛かる
  • 高度な施工技術が必要
  • 数年単位で再施工は必要
  • 酸性の溶剤で溶けてしまう(洗車の洗剤に注意)

施工料金の高さがネックでしょう。
もちろん永続的なものではないので、
定期的に費用が発生します。
コーティング被膜を長持ちさせたければ、
こまめな洗車が求められます。
「高度な技術が必要」なので、
「施工業者選び」は慎重に行いましょう。
高い料金の割には、イマイチの施工だった、
と言った事案は多数あります。
施工料金の内訳のほとんどが、
「技術料」なので、逆に言うと
ボッタクリやすいです。

施工業者はしっかり選ぶ

粗悪な業者の特徴として、
「施工時間の早さ」、
「施工料金の安さ」、を売りにする。
ボディーコーティングの料金は技術的な価値が高いので、
安くしたければ、短時間での施工が求められます。
時間を掛ければ良いとは言いませんが、
あまりに「早く」「安い」、のは要注意です。
コーティングの種類によっても、
施工料金や時間は変わりますので、
「相場」、をよく知りましょう。
そのためには調査が大切です。

「ノーメンテナンス」を主張する業者も、
注意が必要です。
どんなに高価なコーティングを施工しても、
「ノーメンテナンス」はあり得ません。
施工するコーティングの種類で、
内容は変わりますが。
日常の洗車はもちろん、
プロによる定期的なメンテナンスや、
定期的な再施工は絶対に必要です。
安くない施工料金ですから、
「定期的にこれが発生する」、と言うと
施工を止める人も多いでしょう。
ですから業者は、
「再施工」、「定期メンテナンス」、の話は
したくないのです。
このあたりをキッチリ説明してくれる店は、
「信頼できる店」、と言えるでしょう。

残念ながら、
技術力の乏しい業者がいるのは事実です。
素人目で見ても
「判別できない施工」、ですので
適切な施工業者選びが必要です。
適切な製品を適切な業者に施工してもらいましょう。

まとめ

車のボディーの綺麗さにこだわるのは、
「日本人だけ」、という説もあります。
「物を大切にする」、という日本人の良い文化が
現れている部分、であると思います。

せっかく購入した車ですから、
「少しでもきれいな状態を保ちたい」、
と考える方は多いでしょう。

ボディーに何らかの施工を施すことは、
ボディー保護の有効な手段です。
ご自身が「どういった性能を求める」のかを、
しっかり決めることが大事です。
「品質」、なのか「料金」、なのか。
重点を置く部分をよく定めて、
ボディーコーティング選びを進めてください。

この記事が、皆様の充実したカーライフの
お役に立てれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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