ハイオクガソリン指定車にレギュラーガソリンを給油するとどうなるのか【いいことは1つもない】

知識
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ご覧いただきありがとうございます。
最弱フェニックスです。

今回の記事は、
「ハイオク指定車にレギュラーを給油するとどうなるのか?」、についてです。

自動車のエンジンに関する内容ですが、
メカの事に詳しくない方にも
理解していただける内容になっています。
管理人は、ガソリンスタンドの責任者になれる、
「危険物取扱者乙種第4類」、と言う国家資格保持者です。
こちらの知見も踏まえて解説していきます。

この記事を読んでいただくと、

  • ハイオクガソリン指定車って本当にハイオクしかダメ?
  • 何故ハイオクを指定するの?
  • ハイオクを給油しないとどうなるの?

と言った疑問を解決できます。

ハイオクガソリンと、レギュラーガソリンの
違いについては、こちらをご覧ください。

レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いって何?【オクタン価が違います】
今回の記事は、ガソリンの種類である、 「レギュラー」、と「ハイオク」、の 違いを解説していきます。 間違えて入れたらどうなるの? これから車を購入される方、 レギュラー、ハイオク、って何?、 どっちがいいの? 違う種類を入れたらダメなの?、と 言った疑問をお持ちの方に向けた記事です。

ハイオクガソリン指定車ってあるの?

厳密に言えば、エンジンによって違うのですが、
ハイオク指定車、と言う車は存在します。

標記の方法は

一般的なCMや広告では記載されていませんが、
車のカタログを見ると書いてあります。
「使用燃料」、と言う項目があり、
「ハイオクガソリン」、
「プレミアムガソリン」、と書かれています。
この記載がある車は、ハイオクを給油してください。

レギュラー指定車の場合は、
「レギュラーガソリン」、と書かれています。

どちらの記載においても、
メーカーはこの燃料を基準に設計しているので、
守るようにしてください。

ハイオクを指定する必要は

メーカーがエンジンを設計する際、
ハイオクの使用を前提に設計しているからです。

より高性能を発揮するため、
燃料も高性能なものを採用します。
ハイオクの方が、燃料のエネルギーを
より使い切ることが出来ます。

ハイオクは何をしている

レギュラー燃料に比べて、
オクタン価が高いので、より理想的な状態で
燃料を燃焼させられます。

ハイオク車にレギュラーを給油するとどうなる

本来発生できる出力が出なかったり、
エンジンにストレスが掛かります。

エンジンの出力が低下する

燃料が理想的な条件で燃焼しないので、
エネルギーのロスが発生する。
出力が低下する。

何故そうなるのか?

レギュラーガソリンのオクタン価は、
ハイオクガソリンより低いです。
そのため「ノッキング」、と呼ばれる
異常燃焼が起こります。

この現象はエンジンにとってかなり
ストレスが掛かるので、
回避するように車自体が調整します。

この「調整」、はエンジンを保護する
方向になるので、エンジンの出力は低下します。

この状態になると同時に燃費も悪化します。
本来より弱い力しか出ないので、燃費は悪化します。

エンジンに負荷が掛かる

ノッキングの回避を行っても、
通常時よりはノッキングは多く発生しています。
回数が増えればそれだけ負担も増えます。

エンジンに燃料カスが溜る

レギュラーガソリンを使用すると、
燃料を理想的な状態で
燃焼させることができないので、
必然的に燃えカスが発生しやすくなります。

キャンプなどでたき火や、
炭火を扱った事のある方は
直に体験していると思います。
火を起こすために、マッチなどで
火をつけた段階では煙が多く、
不快な臭いがして燃料が燃えていかない。
こんな経験はありませんか?

これが不完全燃焼です。
しっかり燃焼すれば、
臭いも煙もほとんど発生しません。

車のエンジン内でもこれが起こります。

たき火の様に後で燃えカスを回収できないので、
エンジン内に溜り続けます。

これも、エンジンへの負担となります。

ハイオクガソリンを使用しないと何故そうなるのか

ガソリンは燃える前に、
エンジン内で一度大きく圧縮されます。
この工程が正しく行われないので、
本来の出力が出ないんです。

以下で詳細を解説します。
メカが苦手な方や、あまり興味が無い方は、
この項は飛ばしていただいて結構です。
上記の4行が大きな原因ですから。
この点だけ理解して
いただければ充分です。

エンジンの動作工程

エンジンは、空気を取り込み、
燃料と混ぜて、燃焼させ回転力を得ます。

この空気と燃料が混ざった状態を、
「混合気」、と呼びます。
現象の説明に重要なワードですので、
覚えておいて下さい。

説明の簡略化のため、
混合気がエンジン内に取り込まれた状態
から説明します。
実際はこの前工程もありますが、
今回は、燃料を中心にしています。

通常燃焼時

  1. 混合気がエンジン内に取り込まれる
  2. エンジンの動作により圧縮される
  3. 圧縮されると混合気は高温になる
  4. 着火装置により点火される
  5. 混合気が爆発し大きなエネルギーを発生

これが、正常な燃焼の工程です。

異常燃焼時

  1. 混合気がエンジン内に取り込まれる。
  2. エンジンの動作により圧縮される
  3. 圧縮されると混合気は高温になる
  4. 混合気内の燃料成分が熱により自然発火
  5. 意図しない早い段階で燃焼
  6. エンジンの回転に逆らう力が発生

これが、「ノッキング」、と呼ばれる
現象です。
エンジンにとって、非常によろしくない状況です。

エンジンはノッキングを回避しようとする

エンジンはこの状態を発生させないように、
自ら調整を行います。
その結果、本来の出力が発生しません。
理想的とは言えない状況で燃焼が続くので、
未燃焼の燃料カスが残ります。
一時的ならば、その後の燃焼で燃えカスも
燃えてしまいますが、
慢性的に続くと蓄積してしまいます。

ノッキングの確認の為にノッキングが発生する

さらにエンジンは、ハイオクが給油されているかどうか
確認の為に、何度もノッキングするゾーンに向かいます。
これにより、ハイオク使用時より
ノッキングの回数は増加します。
エンジンにとって負荷のかかる状況が、
長く繰り返される事になります。

まさに「悪循環」、ですね。

ハイオクガソリン車にレギュラーを給油すると壊れるのか

車種によりますが、
一般的なハイオク指定車で、
短期間であれば、
「即時故障」や、
「大幅に寿命を縮めてしまう」、と
いった事にはまず繋がりません。

ですが、前提はハイオク燃料使用ですので、
ハイオク燃料を給油してください。

国産のハイオク指定車は想定内

レギュラーが給油される可能性は、
有りきで設計されています。
ですが、新車からずっとレギュラー、は
よろしくないので、あくまで一時的に限ります。

一部のスポーツモデルは要注意

例を挙げると、
日産GT-RやホンダNSX、
レクサスLF-A辺りでしょう。
これらの車両はハイオク厳守、でお考え下さい。

海外のハイオク指定車も基本的には想定内

国内に正規ディーラーが展開されていて、
そちらで購入される場合は何も問題ありません。
日本で一般的に販売されているハイオクを、
使用する前提ですので、特に気を使う必要は無いです。

一部のスポーツモデルは要注意

こちらも国産車と同様に、
ハイオク厳守の場合もあります。
定番ですが、フェラーリ、ポルシェ、
ランボルギーニ、等です。

俗に言うスーパーカーの場合は、
ハイオク厳守です。

ごく一部の超ハイパフォーマンスモデルは特に注意

絶対にハイオクを給油してください。
エンジンの設計がハイオクガソリンを前提に
設計されています。
猶予なく壊れる危険性が高いです。

こちらは、先ほどのスーパーカーよりも
さらに高いパフォーマンスを持った車両です。
市販車で、公道走行可能なのですが、
あくまで、「サーキットまで自走できる」、と
いったレベルの話です。
コンビニに買い物に行く為の車両ではありません。
どちらかと言うと、「レーシングカー」、に
近い存在です。

ヨーロッパ地域では、ハイオクガソリンの中でも、
さらにオクタン価の高い、
「スーパープラス」、と言う規格が存在します。
オクタン価の下限値は「98」で、
日本のハイオクの下限を上回ります。

スーパープラス指定の車両の場合、
日本国内では、使用する燃料の
メーカー自体から考える必要があります。
場合によっては、オクタン価増強剤の、
「オクタンブースター」、を使用する必要があります。

ハイオクガソリン指定車はハイオクを給油

一般的な車両であれば、
レギュラーも給油できますが、
ハイオク前提で設計されているので、
ハイオクを給油してください。

1リットル当たり10円程度高くなるので、
購入前によくご確認と、
ディーラーさんとの相談は必要です。

最後に

まとめとして、今回の記事を
振り返っていきます。

  • 自動車によってはハイオクガソリン指定車がある
  • レギュラーを給油すると出力が低下する
  • エンジン不調が発生することも
  • 理想的な状態で燃焼しない
  • 燃えカスがたまってしまうことも
  • レギュラーを給油しても壊れはしない
  • 基本的にはハイオク使用が前提
  • ハイオクを給油しましょう
  • 一部ハイパフォーマンスモデルは危険

一般的なハイオク指定車であれば、
レギュラーを給油しても、即壊れたりはしませんが、
長期的、安定的な運用を加味すると、
ハイオクを使用することが望ましいです。
レギュラーにこだわっても、
1リットル当たり10円の差額ですから。

この記事が、皆様の快適な
カーライフのお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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